ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いを比較してみましょう―治療方法を選ぶ前に知っておきたいポイント―
前回のコラムでは、
「ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、どちらが優れているかではなく、診査・診断をもとに、その患者さんに最も適した方法を選ぶことが大切である」
という当院の考え方をお伝えしました。
では実際に、ワイヤー矯正とマウスピース矯正にはどのような違いがあるのでしょうか。
まずは、患者さんから実際によくいただくご質問にお答えします。

Q1 ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、どちらが良いのでしょうか?
どちらにもメリット・デメリットがあります。
大切なのは、「どちらが優れているか」ではなく、「どちらがご自身のお口に適しているか」です。
当院では、歯並びだけを見て治療方法を決めることはありません。
噛み合わせや歯の動かし方、治療後に長く安定した状態を維持できるかどうかまで考えたうえで、治療方法をご提案しています。
Q2 マウスピース矯正なら目立たないので安心ですか?
透明で目立ちにくいことは、大きなメリットです。
一方で、毎日20~23時間以上の装着が必要であり、患者さんご自身のご協力が治療結果に大きく影響します。
当院では、ライフスタイルも診査・診断の一部と考えています。
お仕事や学校、ご家庭での生活まで考慮し、「続けられる治療」であることも大切にしています。
Q3 ワイヤー矯正の方が難しい症例に向いていますか?
一般的にはその傾向があります。
しかし近年はマウスピース矯正も大きく進歩し、対応できる症例が増えてきました。
当院では、装置の種類を先に決めることはありません。
まず診査・診断を行い、「どの方法なら患者さんに最も良い結果が期待できるか」という視点で治療方法を選択しています。
Q4 途中で治療方法が変わることはありますか?
あります。
より良い結果を目指すために、ワイヤー矯正からマウスピース矯正へ変更したり、
両方を組み合わせたりすることがあります。
私たちが目指しているのは、
「ワイヤー矯正をすること」でも、「マウスピース矯正をすること」でもありません。
患者さんにとって最も良い治療結果を得ることです。
そのために必要であれば、治療方法を柔軟に選択しています。
当院が大切にしていること
私たちは、「ワイヤー矯正専門」
でも「マウスピース矯正専門」
でもありません。
治療方法にこだわるのではなく、患者さんにとって最も良い結果を目指すことを大切にしています。
そのため、診査・診断では歯並びだけでなく、噛み合わせや顎の状態、治療後の安定性まで含めて総合的に評価します。
そして、その結果としてワイヤー矯正をご提案することもあれば、マウスピース矯正をご提案することもあります。
症例によっては、両方を組み合わせることが最も良い選択になる場合もあります。

それぞれの特徴を一覧で比較すると、次のようになります。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正には、それぞれに特徴があります。
大切なのは、「どちらが優れているか」ではなく、「どちらがご自身に適しているか」です。
当院では、診査・診断をもとに、患者さん一人ひとりにとって最も良い治療結果につながる方法をご提案しています。
矯正治療をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。